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「いざとなったらセミリタイアできるカード」の作り方




 

先日、ネット上をサーフィンしていると以下のような記事がバズっていました。

 

 

『完全自殺マニュアル』はタイトルの通り様々な自殺の方法が淡々と書き綴られている怪しげな本です。想像に容易いですが当時は有害図書指定されるなど賛否両論ありました。

 

 

しかし、この本がミリオンセラーになった後、逆に自殺者数は減少したそうです。著書の言う「いざとなれば自殺してしまってもいいと思えば、苦しい日常も気楽に生きていける」という主張は一定の説得力を持つことになりました。

 

そのような著者が今では自給自足に近い「0円生活」を営んでおり、「いざとなればお金がなくても生活できる(と思えば、苦しい日常も気楽に生きていける)」みたいなコンセプトで本を出すというのは日本の雰囲気をとてもよく表しているなと思います。

 

 

いざとなったらセミリタイアできるカード

私は自殺願望を抱いたことはありません。サラリーマンとして働いていた頃も精神的に追い詰められるような状況に陥ったことはないのですが、「朝起きるのとかダルいし早くセミリタイアしたいな」とは入社初日から毎日のように考えていました。

 

とはいえ、セミリタイアするためにはある程度まとまった資金が必要ですから、入社1年目や2年目の段階では副業や投資などに励みながら悶々とした日々を送るしかありません。今思い返してみると、セミリタイアというゴールがあまりにも遠くに感じられたこの頃が一番辛かったと言えます。

 

私の中でセミリタイアを明確に意識し始めたというか、精神的に随分と楽になれたのは、純金融資産で言うと3,000万円を超えたあたりの頃です。常識的に考えれば20代の若者が死ぬまで遊んで暮らせるような金額ではありませんが、海外旅行で東南アジアを訪れた時などに「現地で生活すればイケる!」という妙なリアリティが湧いてきたのです。

 

 

「東南アジアなら毎月数万円あれば飢え死にせずに済む」というだけの話ですし、実際に行動に移すような勇気はなかったわけですが、そういう妄想が精神安定剤になってくれました。

 

純金融資産については1千万円でも2千万円でも良かったと思います。金額の多寡ではなく、ただの開き直りですから。それでも、この時に開き直れたのは物凄く大きかったです。

 

私自身で言えば、今日や明日に会社をクビになる可能性は限りなく0%に近いですし、近々で辞める予定もないです。

しかし、「(東南アジア限定だけれども、その気になれば)いつでもセミリタイアできる」という安心感は“常に”あります。

そして、そんなことを考えていると嫌なことがあった日でも不思議と心が落ち着きます。

いつでもセミリタイアできる(東南アジアなら)という安心感

 

セミリタイアのハードルを下げる

私は他人がセミリタイアしようがしまいがどうでもいいです。どちらかと言えば、相対的な幸福度が下がりそうなので他人にはセミリタイアして欲しくないくらいです。

 

ただ、「いざとなったらセミリタイアできるカード」を持っておけば、しんどい時とかに精神安定剤になってくれるのでおすすめです。ここで大事だと思うのは、セミリタイアのハードルを下げることでしょう。完全リタイアじゃなくていいんです。

 

世の中には「○億円ないと悠々自適なリタイアはできない!」という意見もあります。恐らくその人にとってはそうなのでしょうが、定年退職まで働いても達成できるかどうかわからないような金額を提示されても絶望しかありません。

 

しかし、冒頭で紹介した著者のような生活をすればほとんどお金はかかりません。曰く「こっちの方が不思議と”豊かじゃん”と思う」らしいです。ミニマリスト的な生き方というか、貧乏セミリタイアをする人々は今後も増えてくるでしょう。

 

低欲望社会が貧乏セミリタイアを加速させる
最近の若者は欲がない? 「最近の若者は欲がない、けしからん」というオッサンの説教を見聞きすることがあります。私も大概オッサンですが、若い頃は元・勤め先の上司によく言われました。 1980年代以降に生まれたいわ...

 

私には自給自足をするような体力も知恵もないため、若い頃は東南アジアのような物価の安い海外への移住が切り札でしたが、著者のように極限的な節約が切り札でもいいと思います。

 

身も蓋もない話ですが、セミリタイアにおいて支出を抑える以上に再現性の高い方法は存在しません。普通のサラリーマンが20代で5千万円とかを目指す場合、相応のリスクを背負うことになります。

 

どうやってセミリタイア生活(配当金生活)の元手・原資を稼ぐのか
セミリタイア生活の資金計画は十人十色ですが、今のところ個人的に良さげだと考えているのはある程度の蓄えを活かして永続性のある配当金生活に移行するというものです。 5,000万円を5%の配当利回りで運用すれば250万円、1...

 

とにかくセミリタイアのハードルを下げて、自分なりの「いざとなったらセミリタイアできるカード」を作りましょう。いざとなればセミリタイアできると思えば、苦しい日常も気楽に生きていけると思います。

 

今日は以上です。

コメント

  1. yuko より:

    今回はかなり奥深い話だなぁと感じました。
    命のこともお金のことも簡単に答えを出せるものでは無いし、正解が決まってるものでは無いと思うので、個人個人の考え方によるものですしね。
    こういう記事を読むと、改めて考える機会になるんじゃないかなぁと思いました。

    • 管理人 管理人 より:

      yuko さん

      コメントありがとうございます!

      仰る通り、どういう人生を送りたいか、ですね。

      お互いに頑張りましょう。