人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。
人生に必要なもの。
それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。
チャーリー・チャップリン
どうも、貯金ブロガー「のーまねー、のーふりーだむ」です。
この度、「貯金 5000万円」というキーワードで当ブログの記事が1位になっていました。
いやはや、これは貯金ブロガー冥利に尽きるというものです。
5,000万円という数字は一般的な会社員にとっても実現可能な数字でありながら、これからお金持ちを目指す方々にとってはその入り口でもあり、多くの方にとって節目のような金額だと思っています。
「お金持ちの教科書」という本を読みました。お金持ちの入り口は純金融資産で1億円以上と言われますが、現実にはもう少し下の金額から人の志向回路は変化し始めるそうです。だいたいそれは5,000万円くらいで、5,000万円を境にお金に対する価値観は大きく変わってくることが多いみたいです。
— のーまねー、のーふりーだむ 管理人 (@nmnfcom) 2016年6月26日
近い将来、本物のお金持ちと言われる「貯金 1億円」というキーワードでも同じような内容で記事を書けるように頑張らないといけませんね。
生活レベルを下げたところで貯金は増えない
毎月少しずつお金を貯めていきなさい。
そうすれば年末にはびっくりすることでしょう。
あまりの少なさに。
アーネスト・ハスキンズ
本題なのですが、貯金を増やすためには以下の解を大きくするように行動する必要があります。
貯金 = 収入 - 支出 + (貯金 × 利回り)
そこでよく言われるのが支出を減らすことにフォーカスしたもので、「生活レベルを下げれば(上げなければ)貯金は増える」というものです。
この手の貯金術は誰でも簡単に実践できる内容なので、話としては非常に甘美です。
もちろん否定するつもりはありませんし、基本的にその通りではあるのですが、いくら支出を抑えたところでそもそもの収入が少なければ貯金できる金額というのはたかが知れています。
例えば、年間の(収入ではなく)所得600万円のAさんが年間支出500万円で生活している場合、毎年100万円が貯まります。
仮にAさんが将来への不安から貯金を増やしたいと思い立ち、頑張って年間支出を20%削減したところで毎年200万円しか貯まりません。
所得600万円-(年間支出500万円×0.8)=200万円
ご想像の通り、年間支出を20%削減するというのは個人もしくは世帯にとって相当にストレスのあることです。
それなのにも関わらず、毎年の貯金として増える金額はたったの100万円ぽっちにしかなりません。
もうご理解されている通り、いや、本当は誰もが最初からわかっていたに違いないのですが、貯金を増やすために最も必要なことは収入、そして所得を増やすことなのです。
現実的には有り得ない水準ですが、所得600万円で年間支出500万円、毎年100万円を貯金しているAさんが、断腸の思いで年間支出を1/2にした場合の手残りは以下の通りです。
所得600万円-(年間支出500万円×0.5)=350万円
一方で、年間支出はそのままで、所得が2倍に増えた場合はどうでしょうか。
(所得600万円×2)-年間支出500万円=700万円
支出を1/2にするのと、所得を2倍にするのとを比較した場合、毎年の貯金額は2倍も異なります。
(既に大きな貯金を築いており資産運用の影響力が大き過ぎる場合を除き)貯金を増やすためのレバーとして最も強いのは明らかに収入の増減です。
冷暖房を我慢したりとか、食費を減らしたりとか、本当にやめた方が良いと思っています。
何事も努力は大事、だけれども、努力の方向性を間違えてしまうと成果は出ません。
企業においても(経費削減も大事ですが)、「売上は全てを癒す」という言葉があるように、実際の意味は知りませんけど、大体そういうことです。
収入を増やして貯金を増やすためには
若いときの自分は、金こそ人生でもっとも大切なものだと思っていた。
今、歳をとってみると、その通りだと知った。
オスカー・ワイルド
以前、社会人が貯金を増やす3つの方法と、8つの着眼点という記事を書きました。
その中で紹介した「収入を増やす方法」は4つです。
- 出世する
- 転職する
- 起業する
- 副業する
これらの中でいずれかを、もしくは複数を組み合わせることでしか収入を増やすことはできません。
私が実体験を元に熱く語れるのは「4.副業する」のみですが、現在では最も確実に収入を増やす方法だと思っています。
アフィリエイトであれば資金が全くない方でも元手不要で始められますし(断っておきますが、自分で記事を書きまくる必要があるため決して楽して稼げる類のものではありません)、当然のようにそれなりの資金があって投資できる方であれば更に有利です。
他にも、就業規則との兼ね合いはありますけど、本業で培った知識を活かしてコンサルをやったりしても割と簡単に収入を増やすことができると思います。
驚くことなかれ、世の中には副業なのに大量の在庫を持つリスクを背負ってネットショップを開業したり、正社員やアルバイトを雇って飲食店を経営している人だって沢山いるのです。
目的は1つ、収入を増やすため。
若いうちは遊びまくった方が良いという意見もありますが、こと資産運用の世界においては早い段階でそれなりの貯金を手にした方が圧倒的に有利であり、遊ぶのはその後の方が経済合理的です。
若いうちは貯金するな、遊んだ方がいい?もしくは資産運用における複利の力の話
時間を味方にすることができれば、利子が利子を生み、それだけで資産運用の成果は非常に大きくなるからです。
普通に考えれば当たり前のことなのですが、「若いうちから金のことばかり考えるなんて全くけしからん!」的な雰囲気もあり、一般的な常識とはかけ離れています。
というわけで、節約も良いのですが、本気で貯金を増やしたいのであれば収入を増やすために尽力されてみてはいかがでしょうか。
みんなが蓄財に成功して、この世から一切の争い事が無くなりますように。
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