もくじ
20代で貯金(正確に言えば純金融資産)が5,000万円を突破しました。
現在29歳、もうすぐ30歳の誕生日を迎えてしまうのでほとんど30代みたいなものですが・・・。
20代(ほぼ30代)で貯金が5,000万円を突破
円安・株高が進んでいたため、もしかしたら?と思ってザックリ計算してみたところ、純金融資産が5,000万を超えていました。
あくまでも時価評価であり、昨今の好調な市況が傾けば一時的なもので終わってしまう可能性も高いです。
週明け、世界中の株価が下がって、もしくは為替が円高に動いて、5,000万円を割ってしまうかもしれません。
月末、事業の経費の支払いで、もしくは個人的なクレジットカードの引き落としで、5,000万円を割ってしまうかもしれません。
来年、多額の納税で、もしくはその他の予期せぬ出費で、5,000万円を割ってしまうかもしれません。
ただ、この瞬間、手元には間違いなく5,000万円の貯金(正確に言えば純金融資産)があります。
裕福な家庭に生まれ育ち莫大な遺産を相続する富豪や、若くして事業や投資で成功した成金にとっては端金でしょう。
しかし、平凡が服を着て歩いているような私にとっては文句なしで大金です。
貯金5,000万円以上の割合は7.92%、アッパーマス層から準富裕層へ
国内最大手のシンクタンクである野村総合研究所(NRI)では、マーケットの分類として「超富裕層」「富裕層」「準富裕層」「アッパーマス層」「マス層」を以下のように定義しています。
これにて、アッパーマス層から準富裕層へ昇格することができました。
マーケットの分類 | 世帯の金融資産 | 世帯の数 |
---|---|---|
超富裕層 | 5億円以上 | 5.4万世帯 |
富裕層 | 1億円以上~5億円未満 | 95.3万世帯 |
準富裕層 | 5千万円以上~1億円未満 | 315.2万世帯 |
アッパーマス層 | 3千万円~5千万円未満 | 651.7万世帯 |
マス層 | 3千万円未満 | 4,182.7万世帯 |
2013年時点のデータでは、日本国内5,250.3万世帯に対して準富裕層以上は415.9万世帯、全体に占める割合は7.92%になります。
世界で最も豊かな国である日本では貯金5,000万円以上なんて決して特別なことではありません。
適当に100人(世帯)集めれば、その中には8人(世帯)もいるのです。
出典:https://www.nri.com/jp/news/2014/141118.aspx
貯金5,000万円で退職、セミリタイアは夢のまた夢
いよいよ新卒で入社した超大企業を退職します。
現在の生活レベルを維持する・維持しないに関わらず、生涯独身を貫く・貫かないに関わらず、貯金5,000万円程度でのセミリタイアは困難を極める(できてもギリギリ)でしょう。

日本人男性の平均寿命は約80歳、あと50年間も生きるのであれば2億円はないと安心できません、そしてそれは夢のまた夢です。
(もし仮に貯金が5億円あったとしても、残りの人生でチャレンジしたい事業は山ほどありますし、30歳やそこらで無職になるつもりはありませんが・・・。)
結局、貯金が500万円だろうが5,000万円だろうが(5億円だろうが)、少しだけ行動の選択肢が増えるだけで、日々の生活は何も変わりません。
海外ならセミリタイアも可能?
悠々自適のセミリタイア生活は不可能ですが、東南アジアなど物価の安い海外に移住すれば、多少のインフレを考慮しても死ぬまで生き続けることは可能でしょう。
あくまでも「死ぬまで生き続けること」が可能なだけで、そういう人生を望んでいるわけではありません。
ただ、使う予定がなければただの電子的なデータに過ぎない貯金ですが、「飢え死にの恐怖から解放されたこと」は強力な精神安定剤になっています。
貯金5,000万円の運用方法、インデックス投資一択
資産運用についてはこれまで通りインデックス投資を継続します。
待てども待てども含み損が解消されない状態が続いていると、過去には虎の子の資産をリスクに晒すことが嫌になったことも一度や二度ではありません。
ただ、こうして私がブログを書いて遊んでいる間にも、世界を席巻したAppleやMicrosoftは“より巨大になろうとして”最新の商品を開発していますし、国内外の起業家や発展途上国の人達は“より豊かになりたくて”懸命に働いています。
バイタリティ溢れる彼等の力を信じていますし、そして人間の欲望が無限である限り資本主義によって世界経済は成長し続けると信じているので、投資を止める理由はありません。
そして、現在はその果実を享受するための最も経済合理的な手段がインデックス投資だと思っています。
最後に
『お金持ちの教科書』という本で、5,000万円を境にお金に対する価値観が変わる、みたいなことが書かれていました。
言いたいことはなんとなく理解できるようになりましたが、根本的には何も変わりません。
これまでと同じように、正しい知識と少しの勇気を持って、不確実なこの世界をサバイブしていきたいと思います。
次は30代で1億円、早く貯まりますように。
「お金持ちの教科書」という本を読みました。お金持ちの入り口は純金融資産で1億円以上と言われますが、現実にはもう少し下の金額から人の志向回路は変化し始めるそうです。だいたいそれは5,000万円くらいで、5,000万円を境にお金に対する価値観は大きく変わってくることが多いみたいです。
— のーまねー、のーふりーだむ 管理人 (@nmnfcom) 2016年6月26日
純金融資産1千万円や2千万円であれば運用してもたかが知れていますが、4千万円や5千万円を超えるあたりになると運用で生活できる希望が少しだけ見えてくるからだと書かれています。個人的には、仮に1億円あっても運用だけで生活するビジョンは描けないので、思考回路はまだまだ貧乏人のそれです。
— のーまねー、のーふりーだむ 管理人 (@nmnfcom) 2016年6月26日
コメント
同じく29歳の、嫁あり(専業主婦)、子なし、家なしですが、総資産が3,300万円を超えました。
あなたと違って副業はやっておらず、本業(大手企業で年収1,300万円)と株のみで増やしてきましたが、同じ年代で自分より多い貯金額を見たのはあなたが初めてです。
私の場合は嫁も養っているのであと2年半、31歳までにあなたが到達した5,000万円という景色を見ることができたらなと思います。
一つ変なのは、2015年5月の投稿にも29歳とありましたが、この2016年7月の投稿でも29歳となっておりあなたが不老不死でない限り整合していません。どちらが正しいのでしょうか?
あばれるさん さん
コメントありがとうございます。
それだけの収入があれば5,000万円は目の前ですね。
上を見てもきりがありませんが、同年代でも会社をやっている人間などは億超えも珍しくないですよ。
ご質問の件、全く気付いていませんでした。
どちらか、もしくは両方が間違っているということになりますが、個人情報についてはボカしているので回答は差し控えます。
回答ありがとうございます。納得しました。
私の場合は年収が高くても日本の高所得サラリーマンに対する実効税率の高さから、努力と成果の上昇に比例したこれ以上の可処分所得の上昇は見込めないので、あなたのように本業以外で活路を見出した人たちの投稿はとても参考になります。
あなたを刺激にして励みます。
あばれるさん さん
コメントありがとうございます。
思わず笑ってしまいました。
実は、“給与収入で1,300万円”というのを見て最初に思ったのは税金のことだったからです。
ご存知かもしれませんし、現在では通用しないそうですが、学生時代に読んだ『「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう』という本の存在を思い出しました。
※脱税は犯罪です。
とはいえ、私は退職に伴い給与収入が0になりますので、それだけの安定収入があれば逆転も時間の問題だと思います。
是非またコメントして下さい、きっと仲良くなれると思います♪
こんにちは。
素晴らしい人生設計とともに、有言実行している感じがします。
僕も金融資産を持つというレベルになれるまで、頑張っていきたいと思います。
最終的な目標は何と言っても不労所得を得ることですね!
マレク さん
コメントありがとうございます。
とんでもございません。
不労所得、素敵な響きですね。
私もいつかは夢の配当金生活を送りたいです。
お互い頑張りましょう。