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【運用スタイル】アクティブ投資 vs パッシブ投資




アクティブ投資とパッシブ投資の違い

資産運用にはアクティブ投資とパッシブ投資の2種類があります。

 

両者の運用スタイルは対極的なものであり、時にはネット上でもその是非をめぐって激論が交わされるのですが、個人的にはどちらでもいいと思っています。

 

当たり前の話として、自分のお金をアクティブ投資に回そうがパッシブ投資に回そうが、はたまた宝くじに回したとしても、それはそれを選択した本人の自由だからです。

 

ただ、父親的温情主義だと否定されようとも、宝くじを買うのであれば控除率が50%以上であることを理解した上で買うべきだとも考えています。

 

アクティブ投資とは

アクティブ投資とは、特定の市場インデックス(またはベンチマーク)のリターンを上回る運用成績を目指す投資スタイルのことです。

 

あなた、もしくはファンドマネージャーは割安で成長が見込めそうな投資銘柄を探し出すために綿密な調査を行い、売買を行います。

 

メリットは、うまくいけば市場平均以上の成果が期待できる点です。

 

デメリットは、調査にかかる費用や頻繁な売買によってコストが高くなってしまう点でしょう。

 

(結果的に、市場平均以下のパフォーマンスしか得られないかもしれません)

 

パッシブ投資とは

対するパッシブ投資はアクティブ運用の反対概念で、市場全体のパフォーマンスに連動したリターンを目指します。

 

個別の企業や債券を調査する必要がなく、アクティブ運用に比べると売買頻度も僅かです。

 

メリットは、アクティブ投資と比較して取引コストが低くなる点です。

 

また、リスクを市場全体に広く分散するため、特定の企業やセクターのパフォーマンスが急落してもそこからの損失リスクを低減できる効果もあります。

 

(リスクは分散されるだけであって、リスクそのものを回避できるわけではありません)

 

デメリットは、市場平均を上回ることがないという点でしょうか。

 

パッシブ(インデックス)投資が有利な理由

私自身はパッシブ(インデックス)投資をメインで実践しています。

 

現代ポートフォリオ理論では、市場全体に分散投資することが最も効率的であることがわかっているからです。

 

必然的に、アクティブ投資全体の運用成績を平均すると手数料が高い分だけパッシブ投資の運用成績に負けます。

 

もちろん、数年という短期で考えればアクティブ投資が勝つ可能性はありますし、この世にはウォーレン・バフェットのように超人的な存在がいることを否定するつもりもありません。

 

しかし、数十年という長期で考えると、ほぼ全てのアクティブ投資は平均への回帰という統計学的現象によってパッシブ投資に負ける運命の下に置かれています。

 

アメリカでノーベル経済学賞受賞者を集めて高度な金融工学理論を駆使したヘッジファンド(略称:LTCM)が破綻してしまったのは偶然でも何でもないのです。

 

私達が長期投資、そして市場の効率性を前提にするのであれば、現代ポートフォリオ理論の正しさは数学的に証明されているため反論するのは難しいでしょう。

 

若いうちから実践すれば老後は安泰、インデックス投資だけで億り人(億万長者)を目指すことも不可能ではありません。

 

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なぜパッシブ(インデックス)投資はマイナーなのか?

一般的に、アクティブ投資よりもパッシブ(インデックス)投資はマイナーな運用スタイルだと言われています。

 

例えば、ふと資産運用を始めたいと思い立ち銀行や証券会社に出向いたとしても、窓口のスタッフからはパッシブ(インデックス)ファンドではなくアクティブファンドを勧められるでしょう。

 

これは決して窓口のスタッフが絶望的に無知だからではなく(その可能性もありますが)、金融機関としては手数料の高いアクティブファンドを販売した方が儲かるからです。

 

また、ネット上には株や為替の専門家を自称する有象無象で溢れかえっていますが、専門家は一般投資家に知識や情報を販売することで利益を出しています。

 

彼等の商売が成立するためには、彼等が未来を予測できるという超科学的な前提が存在していることを忘れてはいけません。

 

なぜ、そんな貴重な情報を身内だけで独り占めせず私達のような下々の者にまで提供してくれるのでしょうか?

 

その答えがわからない人間にとって、自由とは残酷なのです。

 

短期投資ならアクティブ投資もアリなのか?

資本主義経済は好況・不況の波を繰り返しながら成長し続けるため、株式投資(債券・リートも同様)というのはプラスサムゲームです。

 

そのため、パッシブ投資は市場がそれなりに効率的であり、運用が長期に渡る場合は特に力を発揮します。

 

それでは短期投資ならアクティブ投資もアリなのでしょうか?

 

短期売買で巨万の富を手にした投資家はメディアでもよく取り上げられますが、デイトレーダーを代表とする短期投資家は持続的な経済成長から果実を得ようとは考えていません。

 

短期投資というのは市場の効率性自体を否定する運用スタイルであり、その本質は限りなくゼロサムゲームです。

 

ゼロサムゲームである以上、メディアに登場する彼等は多くの屍の上に立つ極一握りの勝者であること忘れてはいけません。

 

チャレンジするのは自由ですが、生存者バイアスという認知の歪みには注意しましょう。

 

最後に

ここまで、アクティブ投資を否定して、パッシブ投資を肯定するような内容になりました。

 

経済合理的に振る舞おうとするのであれば、正しいのはアクティブ投資ではなくパッシブ投資でしょう。

 

ただ、私は別に全ての人がパッシブ投資をするべきだと考えているわけではありません。

 

そういう人生が面白い(幸せである)とも思っていません。

 

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もう何年前の話になるのでしょうか。 資産運用について勉強する中で、インデックス投資(インデックスファンドのバイアンドホールド)に出会った時は「コレだ!」と思いました。 お金を奪うか奪われるか2つに1つしかない...

 

私も含めて、多くのインデックス投資ブロガーがあまりお金持ちではない現実には理由があります。

 

パッシブ(インデックス)投資では、天変地異でも起こらない限り短期間で資産を数倍にするようなことはできないからです。

 

貯金が数十万円や数百万円しかない人がパッシブ(インデックス)投資で年利数%の運用をしたとして、それでアクティブ投資に勝利したとして、それが何だと言うのでしょうか。

 

元本が少ないうちは、より大きなリスクを取ってより大きなリターンを取りにいかなければ、人生を変えることはできません。

 

私も現在ではインデックス投資をメインにしていますが、タネ銭の多くはそれ以外の投資(事業投資含む)によって得られたものです。

 

誰にとっても一度きりで掛け替えのない人生、経済合理的に振る舞わないのもそれはそれで本人の自由だと思います。

 

アクティブ投資とパッシブ投資のメリット・デメリットをよく理解した上で、自分や家族の幸福を最大化できる選択をすればいいのです。

 

もちろん、老後資金のために資産運用をするのであればパッシブ(インデックス)投資が適していると断言しても間違いはないでしょう。

 

今日は以上です。

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