毎月50万円くらい稼ぐアフィリエイターの記事外注サービス

というやつを運営してます。今日も元気に営業中。

詳細はこちら

インデックスファンドによる長期投資(バイアンドホールド)は確かに有利だけど




Couple Sitting in Chairs on Beach
もう何年前の話になるのでしょうか。

 

資産運用について勉強する中で、インデックス投資(インデックスファンドのバイアンドホールド)に出会った時は「コレだ!」と思いました。

 

お金を奪うか奪われるか2つに1つしかない資本主義の世界において、インデックス投資は少なくとも過去のデータに裏打ちされた経済合理的な手法であり、限りなく最高に近い手法です。

 

(一応、インデックスを上回るとされる手法も複数あります)

 

「FXのスキャルピングで誰でも簡単に○億円稼ぐ方法」的な情報商材がほとんど詐欺(と言うか、手数料分だけ損をするただの丁半博打)であるのとは違い、インデックス投資は正真正銘の「誰でも簡単にお金持ちになれる方法」であると言えるでしょう。

 

手法は至ってシンプル、アメリカを中心とした世界中の株式市場に(好みに応じて債券やリートを加えて)ドルコスト平均法で分散投資しつつ、上がっても下がっても強い握力で長期間に渡りひたすらホールドし続けるだけ。

 

唯一の懸念は、出口戦略がないと言うか、お金持ちになるのが数十年先であるということ。

 

かの有名な「オマハの賢人」、ウォーレン・バフェットは(インデックス投資家とは背景が異なりますが)言いました。

 

Our favorite holding period is forever.

私たちが好ましいと思っている株式保有期間、それは「永遠」

 

永遠に保有するということは、保有すること(利殖)自体が目的なのです。

 

これは死ぬまで使い切ることのできない資産を持ってしまったお金持ちが資産を防衛、そして膨張させるためには最適な戦略なのですが、我々のような貧乏人が短い一生で真似するのが必ずしも正解とは限りません。

 

長期投資が有利な理由

世界経済は今後も成長し、株式や債券はプラスサムゲームで値上がりし続けるという前提に立つのであれば、バイアンドホールドの長期投資が有利な理由は明白です。

 

  1. 売買コストを抑えることができる
  2. 税コストを抑えることができる

 

上記のコストは、投資金額が増えれば増えるほど(売却益に対する課税)、そして投資期間が長期になれば長期になるほど(売買に対する手数料)、ジワジワと運用成績に影響してきます。

 

「どの株が上がるのか、下がるのか。いつ上がるのか、下がるのか。」、それは誰にもわからない。

 

(予想をすることは誰にでも出来るし、当たることはあるが、同じように外れることもあり、結局それは偶然に過ぎない)

 

株価というのは長期的には上がっていくと思われるものの、短期的にはランダムウォークである。

 

※この辺の解説は以下の書籍に詳しいです。

 

 

それが事実であることを認めるのであれば、投資家としては買い付け余力の中で適当に(できれば目一杯)分散投資しながら放置するというのが最もコストのかからない理に適った戦法です。

 

実際、恐らく今後も世界中の株式市場は短期的には乱高下を繰り返しながらも長期的には力強く上昇していくでしょう。

 

そして、インデックスファンドによる長期投資は有利であり続けると思います。

 

お金はお墓に持って行けない問題

「ホールドし続ける!」というのは、購買力の先送りを意味します。

 

少しの?我慢をすることで得られるその効果(複利の力)は確かに凄まじいものがあるのです。

 

例えば私の場合、2016年11月末の総資産は約5,500万円、2016年11月のアフィリエイト収入は約100万円でした。

 

既存の資産を年利7%で運用して、収入の中から毎月20万円を追加投資してバイアンドホールドしたらどうなるか計算してみましょう。

 

結果、20年後で3億1千5百万円、30年後には約6億5千4百万円を超えるみたいです。

 

(ちなみに、ホールドし続けることができず毎年7%の運用益に対して20.315%の課税を許した場合、20年後で2億4千9百万円、30年後でも約4億6千1百万円に下がります。それでも大金ですが・・・)

 

ただ、その時は既に50歳や60歳のおじいちゃん。

 

上記の数字は、それまではたったの1円すら取り崩しをしない前提であることを忘れてはいけません。

 

バイアンドホールド戦略は疑う余地なく優れた戦略ではありますが、個人的に思うのは「20年後や30年後にお金持ちになってどうするの?」ということです。

 

お金はお墓に持って行けませんよ。

 

経済合理的に生きないのも、また自由である

50歳とか60歳とかになると、現在は何よりも楽しいと感じる異性との恋愛や海外への旅行(未知との遭遇)も今ほど面白いとは思えなくなるような気がします。

 

根拠としては、私は今年で30歳ですが、10代で経験した時に甘酸っぱかった恋愛については死ぬまで忘れないだろうなと思う一方で、20代のそれはインフレしており一部は既に記憶すら怪しいからです。

 

趣味であり大好きな海外旅行についても、セミリタイア後は色々と行っていますが(もちろん楽しいんですけど)、大学生の頃に危険を犯しながらも敢行した世界一周のような感動はやっぱり得られません。

 

そう考えると、若いうちにお金持ちになり時間と様々な経験を買うことは人生を充実させる上では何よりも、何よりも重要なことです。

 

ですから、若者が夢を見て期待値が0.5を下回る宝くじを買ったって別に否定はしません。

 

同じように、まだ資産の少ない人間がリスクを背負い個別株でテンバーガーを狙う行為を誰が否定できると言うのでしょうか。

 

失敗したところで、どうせ適当にインデックス投資をしていれば20年後や30年後には誰だってお金持ちになれるのですから、若いうちはリスクを背負って一攫千金の勝負に出るのは一興です。

 

節約志向でトレーニングを積んだインデックス投資家であったとしても、本当に赤い血の通った人間であれば、毎月の投資する金額を少な目に減らして今を余計に楽しんだり、配当金などは思いっきり贅沢に消費した方が、人生トータルで考えると満足度が高くなる人も多いでしょう。

 

(その消費によって経済は拡大し、バイアンドホールドを決め込んでいるインデックス投資家は更に儲かるわけですが)

 

先日、ブログ記事に対して以下のようなコメントを頂きましたが(相続税を合法的に支払わない方法は色々ありますので、それ以外は)、本当にその通りだと思っています。

 

 

あくまでも経済合理的に振る舞うことを第一の目標にするのであれば、資金の目一杯をインデックスファンドによる長期投資に回すのが有利でしょう。

 

(そもそも、経済合理性を追求すれば死ぬまで働いた方が良いわけですから、現在の私みたいにセミリタイアするなんていう選択肢は取らないわけですが)

 

でも、あなたも私も自由な人間です。

 

残された時間は常に有限であり、その時間あたり価値は日を負うごとに物凄い勢いで減少していく以上、経済合理的に生きないのも、また自由なのです。

 

最後に

私自身、資産運用を考え始めたりインデックス投資をスタートしたのは20代後半ですから偉そうなことは言えません。

 

ただ、10代や20代の若いうちは思いっきり遊んで思いっきりギャンブルするのが良いと思っています。

 

私がそうしてきたからポジショントークで言っているのですが、実はもっとそうすれば良かったなと思っています。

 

そして、そういうわけで30歳ですがこれから更にそうしようかなとすら思っています。

 

人生は誰にとっても一度きりであり、10代や20代の時間は殊更貴重です。

 

10代や20代にとってはオッサンである30代ですら、40代や50代になって振り返れば貴重であったと錯覚するように。

 

Being the richest man in the cemetery doesn’t matter to me… Going to bed at night saying we’ve done something wonderful… that’s what matters to me.

墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。

スティーブ・ジョブズ

コメント