純金融資産1億円というのは、多くのサラリーマン投資家にとって現実的にもナントカ手の届くベンチマーク的な目標であると言われています。
巷では投資で純金融資産1億円以上になった人のことを億り人(億万長者)なんて呼んだりしますが、1億というのはそれだけ象徴的な数字なんですね。
インデックス投資は儲からない?
インデックス投資というのは優れた手法ですが、世の中で最も儲かる美味しい手法というわけではありません。
あくまでも市場平均を目指す地味な投資であり、大きく勝つこともなければ大きく負けることもなく、まーそれでも長期的にはそこそこ儲かりそうだよね、という程度です。
期待できる利回りについては株式だけに投資した場合でも年利7~8%、債券やリートなどにも分散すればせいぜい年利5%といったところでしょう。
一方で個別株の中には1年で2倍(年利100%)になる銘柄もあるでしょうが、逆に1/2倍になってしまう銘柄もあるということで、虎の子の資産でそんなリスクは背負いたくない!という方にはピッタリです。
ただ、これでは普通のサラリーマン投資家がお金持ち(純金融資産で1億円以上)になるのはなかなか難しいような気もしますよね。
ネット上でも、個別株やFXで成功して1億円以上の資産を築いた投資家はよく見かけますが、インデックス投資を自称する方で1億円以上の資産を持っている投資家はあまり見かけません。
では、インデックス投資では「億り人(億万長者)」になれないのかと言えば、そんなこともないんです。
インデックス投資で億り人(億万長者)になる方法
過去にLINEの田端信太郎氏が結論めいたことをつぶやいていたので紹介します。
絶対確実ではないが、誰でも、そこそこの確率(50%以上?)で億万長者になる方法。まず週に合計8時間、コンビニ等(時給1000円強)でバイトする。増えた収入の月3万円をMSCIワールドに連動するインデックス投信で積立る。そして、これを40年続ける。はい、億万長者(1億)の出来上がり
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年9月10日
要は毎月3万円を8%の積み立て複利で40年続けると9700万円オーバーです。橘センセがいうてましたけど、先進国では、普通に健康で平均寿命生きられる人なら、強い意志とちょっとの金融リテラシーで誰でも億万長者になれるんだよ。
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年9月10日
いや、もう本当にこれだけなんです。
大事なところを他所様のツイートで済ませてしまい申し分けないんですけど。
私も過去にブログで書いていますが、時間を味方につけよう的なアレですね。
若いうちは貯金するな、遊んだ方がいい?もしくは資産運用における複利の力の話
これまでの過去と同じように、これからの未来も株価は上昇していくと仮定すれば、誰でもインデックス投資だけで億り人(億万長者)になることは可能です。
その代わり、上記の手法には恐ろしいほど時間がかかるという点には注意が必要でしょう。
田端信太郎氏が例として出した“40年”というのは途方もない時間ですよ。
現在の年齢が20歳の若者でも60歳、現在の年齢が30歳や40歳の中年については生存しているかどうかすら怪しくなってきますから。
首尾よく生き残れたとしても、そんな老人になってから1億円を手に入れて嬉しいですか?
インデックスファンドによる長期投資(バイアンドホールド)は確かに有利だけど、お金はお墓に持って行けません。
まさか、高級な老人ホームへ入るために資産運用をしているわけではないでしょう。
結論 → インデックス投資でも億り人(億万長者)にはなれるけど、どうやら時間がかかりそう。
億り人(億万長者)になるのもいいけど、投資をする目的は何なのか?
私達は当然のように「お金というモノはあればあるほど良い」と考えて投資を行います。
それ自体はいつだってその通りだし、普通は一生遊んで暮らせるだけの資産を稼いだとしても投資は続けるでしょう。
ただ、資産運用を考える時にそもそも何のために投資をするのかということは決して忘れちゃいけないし、時間の存在を無視してもいけません。
ネット上では投資の話になるとインデックス派とアクティブ派が争うような光景も目にしますが、そういう議論は不毛だなと思っています。
個人によって投資をする(お金を増やす)目的は違うわけで、必然的に期待する利回りや許容できるリスクだって異なるのですから、絶対的な良し悪しというのはあるわけないのです。
例えば老後資金のために投資を行うのであれば、インデックスファンドのバイアンドホールドは非常に有効な手段であると言えるでしょう。
しかし、一刻も早く億り人(億万長者)になって経済的な自由を手に入れたい方にとってはインデックス投資でちんたらやっているのが正解とは限らないのです。
インデックス投資よりも大きく損をする可能性があったとしても、インデックス投資よりも大きな得を目指して個別株やFXに挑戦するのは「勇敢」であって決して「非合理的」ではありません。
私も30歳になった今でこそインデックス投資をメインにしていますが、20代前半の頃はそりゃーガンガンいってましたよ、えぇ。
インデックス投資というのは確かに優れた手法ではありますが、世の中で最も儲かる美味しい手法でもないし、それで全員が幸せになれるわけでもありません。
最後に、私はカジノが大好きなのですが、意気地なしの臆病者でも勇気が湧いてくる動画を紹介しましょう。
ルーレットに全財産を賭けた男(実話)
くそうけるwww
動画の彼のように、資産が少ないうちは勝負に出る必要があるのではないでしょうか。
いや、知りませんけど。
As you like! Good luck!
今日は以上です。
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