私はついこの間まで平均年収が1,000万円を超える東証一部上場企業に勤めていた勝ち組の卵だったのですが、お蔭様で辞めてしまいました。
退職後の現状としては限りなく無職に近い専業アフィリエイターです。こ、これから頑張ります!
時間だけはあるので、全国津々浦々、色々な人々と飲みに行っては退職の報告をして回っています。
サンプルの数は決して多くありませんが、退職後の周り(会社の同僚・友人・家族)の反応は様々でした。
会社の同僚の反応
もう退職したので、副業をしていたことを隠す必要もありません。
「ノー・プランだけど、死なずに済むくらいの収入はあるので、しばらくはインターネット(アフィリエイト)で食っていこうと思ってるんだよね~」的なことを話すと、不労所得に近いことが彼等の琴線に触れるのか、同年代の同僚達はおしなべて羨ましがります。
もちろん、自分自身を卑下する彼等の内心は別にあり、退職した私を温かく送り出すためのリップサービスが大いに含まれていることを忘れてはいけません。
サラリーマンの給与収入とは異なり、アフィリエイトなんていつまでたっても安定収入にはならないのですから。
大企業の正社員というポジションは本当に安定していますし、非常に“美味しい”ことを賢い彼等はよくわかっています。
友人の反応
友人の反応を5段階のリッカート尺度を使って表現すると、それは彼等が所属しているカテゴリーによって分かれる感じです。
カテゴリー | 年収 | 反応 |
---|---|---|
経営者・外資系金融 | 2,000万円~ | 非常に同意できる |
大手上場・未上場企業 | 1,000~2,000万円 | 同意できる・どちらともいえない |
それ以外 | ~1,000万円 | 同意できない・全く同意できない |
既にたんまり稼いでいる経営者や外資系金融機関に勤めている友人は、大抵が「極めて懸命な判断だ!」と肯定していました。
彼等はお金を稼ぐことにしか興味がないので、日系の大企業にサラリーマンとして勤めていてもアップサイドが低過ぎると考えているのです。
「いや、お金もそうなんだけど、自由な時間が欲しいじゃん?」みたいな話をしても、「自由な時間?それ儲かるの?Fucking!10億稼いでから言えや!」というスタンス。
特徴として、ビジネスこそが生きがいであり、とにかく死ぬほど働いて死ぬほど稼ぐことを推奨しています。
色々な面から独立を応援してくれるのもこのカテゴリーの人種です。
次に、一般的には勝ち組と言われる国内大手上場・未上場企業に勤めている友人の意見は疎らでした。
「チャレンジングだね!頑張れよ!」と言う人間もいれば、「せっかく良い高校・大学を出て安定した会社に入ったのに(すごろくで言えば“上がった”のに)、それを放棄するのかい?」と言う人間もいます。
友人の中ではボリュームゾーンということもあって、反応はマチマチといったところでしょうか。
特徴として、人間としては最もバランスが良く、過度なリスクを取らずにそれなりのリターンを得ることを推奨しています。
※ちなみに、外資系もそうですが、実は上場企業よりも未上場企業の方が年収は高かったりするケースが多いです。
最後に、その他のカテゴリーに所属している友人は割と否定的でした。
「大人しくしていれば年収1,000万円以上もらえる会社を辞めるなんてモッタイナイ!」という感じ。
仰る通りです。
特徴として、根が優しく性格も良いため既婚者が多く、最低限の収入と人間らしい生活を推奨しています。
こうして見てみると、金持ちほど性格が悪い気がしてきますが、そんなことは全くありません。
家族の反応
もはや自虐に近いですが、私の家族は(私を除いて)それなりにエリートだと思います。
両親は共に国家公務員で、父親については年齢も年齢なので相当に出世しているようです。(Googleで氏名を検索すると go.jp ドメインが出てきます。私のアフィリエイトサイトにリンクしてもらえないか交渉中です。)
兄弟姉妹は全員サラリーマンですが、外資系や未上場ベンチャーを含めても国内の会社員としてはトップクラスの超高給取り。
一方で、私は先の見えない自営業。
いくら貯金が5,000万円あっても、毎月のアフィリエイト収入が100万くらいあっても、落ちこぼれという括りになってしまいます。
退職した後に、家族のLINEグループで報告しました。
「イエイ!会社、辞めちゃいした!なんとか生活できるくらいの収入はあるので、しばらくはダラダラします!皆様、明日もお勤めご苦労様です!」
喧嘩を売るつもりはなかったのですが、母親から応援のメッセージがあった以外、他の家族からは「了解しました」しか反応がありませんでした。
皆、忙しいみたいです。(母親の愛というのは常に偉大です。)
最後になりますが、退職後に周囲の反応が気になるような人間は独立したり(ましてや専業アフィリエイターになったり)しない方が良いでしょう。
私は目先の数千万円や既に老人と化した後の資産残高よりも、気力も体力もある若い今こそ自由な時間を手に入れたくて退職しました。
にっちもさっちもいかなくなったら再就職するかもしれませんし、それが嫌なら地方に移住したり物価の安い東南アジアでセミリタイアすれば良いかなと考えています。
今日は以上です。
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