アフィリエイトを始めて6,7年くらい経ったでしょうか。
浮き沈みはありつつも、なんとかかんとか今でもアフィリエイトで稼ぎ続けています。
色々ありました、これまでも。
そして、多分にこれからも。
アフィリエイトの過去
学生時代にアフィリエイトを始めて、新卒で就職した直後は利益ベースで毎月80万円~90万円くらい稼いでいました。
当時は1人で全ての作業をしていましたが、それでも1日に1~2時間やれば多い方だったと思います。
独自ドメインを取得して400~500文字程度の記事を20ページくらい投稿、無料ブログから2,30本くらいリンクを張れば月に20万円くらい稼ぐサイトの完成!
今では信じられないと思いますけど、そんな古き良き時代があったのです。
※更に昔はもっとエグかったみたいで、面白い話も多いのですが、私は経験していないため割愛します。
しかし、異常な市場の存在に気付いた情報感度の高い個人が次々と参入、他方でYahoo! JAPANの検索結果を飲み込み国内シェア90%を超えたGoogle(独禁法って何だっけ?)の精度は上がり続けました。
実力以上に稼いでいた私のサイトは徐々に、そしてあっけなく駆逐されていきます。
2年前、所詮は副業ということで放置していたアフィリエイト収入は30万円くらいまで下がることになり、私はここで方向転換を余儀なくされたのです。
「価値のないサイトを上位表示させようとしていたのが間違いだった。これからは、検索ユーザーにとって役に立つ(であろう)サイトをつくろう。」
プロのライターと契約、毎月20万円近く投資して良質(であろう)記事、サイトを量産したのです。
副業でアフィリエイトをしている方は“毎月20万円の投資”と聞くとビックリされるかもしれません。
しかし、当時はサラリーマンだったので本業からの収入もありましたし、アフィリエイト市場から退場するか否かの瀬戸際だと感じていたので迷いはありませんでした。
アフィリエイトの現在
結果、身を捨てた投資の判断は大正解となり、アフィリエト収入は半年で50万円を安定して超えるまでに回復したのです。
その後は当時のノウハウを切り売りする形でアフィリエイト記事外注サービスを始め、これがヒットして月収は100万、200万と増えていきました。
せっかく契約したライターは上記のサービスで忙殺されてしまいましたが、純粋なアフィリエイト収入だけでも過去につくったサイトのおかげで毎月50万円以上をキープし続けています。
しかし、そうやって1年近く人生の春を謳歌している間にも、検索市場は変化を続けていました。
現在はめぼしいSERPsで上位表示されているページの文字数は数千文字、ついには1万文字を超え始め、ミドルキーワード以上はバックリンク(自作自演)の質も非常に高いです。
更に、ベンチャー企業が運営するキュレーションサイトの無双常態もいよいよ目立つようになってきました。
とうとう資本主義におけるエスタブリッシュメントである投資家までもがこの市場への参入を“是”としてきたのです。
かつては「アフィリエイトなんて穢多・非人のやることだ!」と思われていたのに・・・。
これは不可逆的な流れになると思います。
理由はただ1つ、今のところ、なんせ儲かるから。(市場原理)
作業時間は一日数十分?、学歴や職歴もない個人が副業で数十万・数百万と稼げていたアフィリエイトというビジネスは明らかに市場の歪みでした。遅ればせながらその鞘取りをしているのがベンチャーのキュレーションサイト。でも、既存のプレイヤーにとって参入障壁が高くなるのは良いことも多いハズ。
— のーまねー、のーふりーだむ 管理人 (@nmnfcom) 2016年10月23日
私からすればゲームの難易度が上がり新規参入者が減ることは素直に良いことなのですが、既存のプレイヤーも決して市場におけるポジションを確保できたわけではありません。
つい最近はスパムを駆除するGoogleのアルゴリズム「パンダ・アップデート」の更新があったみたいで、バックリンクに頼って上位表示させていたアフィリエイターのサイトは見事に葬られたそうです。
幸いにも、私はバックリンクによる施策をほとんど行っていないため、特に影響もなく生き延びることが出来ています。
アフィリエイトの未来
そんな感じで、激動のアフィリエイト業界でギリギリ生かされている私ですが、現時点で見通せる直近の未来については割と楽観的です。
ベンチャーが運営するメディアが目指す世界は年商で数億円・数十億円ですから、年商で数万円・数十万円みたいなスモールキーワードはしばらく放置されると思います。
私の戦略はゴミ収集車のようにスモールキーワードを拾いまくるだけなので、1,2年は大きな影響を受けずに済むでしょう。
しかし、5年後、10年度については(月に10万円や20万円くらいであれば誰でも稼げる状況が続くと思いますが、月に数百万円の世界については)全く想像が出来ません。
競合の出方、ASPや広告主の出方、そして大本営であるGoogleの出方など、不確定要素が多過ぎます。
ただ、これまでのように「アフィリエイト=楽して稼げる美味しいビジネス」という共通認識は消え去り、ビジネスとして真面目に取り組んでいる者だけが生き残っている世界が到来するハズです。
いや、もしかしたら既にそうなっているのかもしれません。
アフィはオワコン?アフィリエイトで稼ぐためには才能か努力、もしくは投資が必要でも書きましたが、こればかっりは避けられない事態です。
ちなみに、そうは言いつつも広告主にとってアフィリエイトは費用対効果が高い(計算しやすい)魅力的な宣伝手法なので、ありがたいことに市場は成長し続けています。
また、今後も小規模メディア運営者にとっては手っ取り早い収益源であり続けると私は考えているので、引き続き粛々と投資していくしかありません。
アフィリエイトは地味で楽しくないしやりがいがないどころか後ろめたいけど、やめられないのです。
一方で、生半可な気持ちで参入するのは時間の無駄だと思いますので、どうせやるなら真剣に努力するなり真剣に投資するなりしながらやった方が良いと思います。
もしくは、逃げる準備をしておくことですね。
アフィリエイト市場の成長が止まって、「アフィリエイトは稼げない!」というのが通説になって、そっち系の情報商材やセミナーみたいなのも消えて、事業として真剣に取り組む人だけが生き残っているようになってからが勝負ですね。それまでにはアフィリエイトを卒業できるように資産運用を頑張ります。 — のーまねー、のーふりーだむ 管理人 (@nmnfcom) 2016年10月23日
コメント
ゴミアフィサイトうざい
ひみずす さん
コメントありがとうございます!
同感です。