のーまねー、のーふりーだむ

「副業のアフィリエイト」や「資産運用のインデックス(+米国株)投資」など。20代で5,000万円貯まったので一旦プチセミリタイア中。


貧乏でもお金持ちでもない「小金持ち」によるセミリタイアというエデン

貧乏でもお金持ちでもない「小金持ち」によるセミリタイアというエデン

 

19世紀のイギリスにジョン・スチュアート・ミルという哲学者がいました。

 

現代の政治哲学にも多大な影響を与えている人物であり、著書『自由論』でも有名なミルですが、面白い名言を残しています。

 

満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。

同じく、満足な愚者であるより、不満足なソクラテスである方が良い。

そして、その豚もしくは愚者の意見がこれと違えば、それはその者が自分の主張しか出来ないからである。

ジョン・スチュアート・ミル

 

 

今風に言えば、

 

「頭が悪くて幸せだと錯覚するより、頭が良くて不幸せだと自覚できる方が良い。まー、馬鹿にはわからないと思うけど。だって、あいつら馬鹿だから」

 

という感じです。

 

完全に馬鹿を馬鹿にしていますし、馬鹿じゃなかったミルによる100パーセント混じりっけなしのポジショントークだと思います。

 

馬鹿は自分が馬鹿であることを理解できないため、馬鹿な私にはよくわかりません。

 

とりあえず、馬鹿じゃなったミルはどうしても馬鹿にだけはなりたくなたかったのでしょう。

 

ミルの馬鹿!

 

やれやれ。

 

満足な貧乏であるより、不満足なお金持ちである方が良い。

日本では、いや、世界中どこでもそうなのかもしれませんが、お金持ちは批判の対象になりがちです。

 

「オレが貧乏なのはお金持ちのせいだ!(お金持ち○ね!)」

 

極一部の人間に富が集中するのが資本主義ですから、これは概ね正しいでしょう。

 

その他大勢となってしまった場合、自分で自分に言い聞かせるしかありません。

 

「オレは貧乏だけど幸せだ!(人生、お金じゃない!)」

 

こうやって、我が身に降りかかる貧乏を合理化しなければ“やっていられない”のです。

 

私もお金持ちではないですから、控えめに言っても気持ちはよくわかります。

 

ただ、今もし選択できるのであれば、満足な貧乏であるより、不満足なお金持ちになりたいです。

 

そして、もし貧乏の意見がこれと違うのであれば、それはその人が貧乏で自分の主張しか出来ないからなのかもしれません。

 

きっとお金持ちは口に出さないだけで皆そう思っているのではないでしょうか。

 

ミルと同じく100パーセント混じりっけなしのポジショントークを以ってして。

 

貧乏でもお金持ちでもない「小金持ち」の憂鬱

お金持ちの気持ちはお金持ちにしかわかりません。

 

私自身、貯金(総資産)6,500万円ということで残念ながらお金持ちというには程遠いです。

 

決して貧乏ではないかもしれませんが、日本においては“小”金持ちといったところでしょうか。

 

ちなみに、こういった中途半端な“小”金持ちでも「お金持ち気分」になってしまい、それが憂鬱の原因になることもあります。

 

“小”金持ちということ以外の状況は異なりますが、当ブログからもよく売れている『お金持ちの教科書』に登場した「50代にして5,000万円を手にしたEさん」の話をしましょう。

 

年齢的な問題もあり、これを機にリタイアして悠々自適な生活も視野に入れていたEさんなのですが・・・。

 

Eさんは50代後半でそろそろ定年も近い。ローンを組んで中古マンションを購入しており、そのローンも間もなく終わる。かなり恵まれているほうではあるが、やはり老後が心配だ。Eさんとしては自分の貯金1000万円と合わせて5000万円を何とか運用したいと思っている。

だが税理士やファイナンシャル・プランナーなど、自称専門家と称する人に何人か相談しても、Eさんは納得できなかったという。

Eさんは5000万円を絶対に減らしたくないと考えている。だが5000万円では5%で運用できたとしても250万円であり、それだけで十分に生活することはできない。実際には5%の運用は難しく3%程度と見た方がよいから、実質的には150万円の投資収入ということだ。

税理士やFPはお金の専門家であってもお金持ちではない

税理士やファイナンシャル・プランナー(FP)の人は、5000万円を運用しながらも、それを取り崩していくことを勧めてきたという。だがEさんは頑なにそれを拒否し、何とか5000万円で運用できないかと聞き返し、埒が明かない状態となっていた。

失礼な話ではあるのだが、税理士やファイナンシャル・プランナーはお金の専門家とはいっても、内実はただの庶民である。自分自身で大金を持った経験はない。お金持ちの気持ちが分からないのである。

Eさんはお金持ちとしては、かなり貧乏な部類に入るのかもしれないが、まぎれもなく思考回路はお金持ちの仲間入りをしたのだ。5000万円は運用するには確かに少ないが、運用でそれなりに稼げるギリギリの金額である。それだけの資産を手にしたEさんはどんなことがあっても絶対に減らしたくないのである。

資産を守るために働く?

人づてにEさんを紹介された私は、ハッキリとEさんに伝えた。

「残念ながら今の金額では運用だけで生活するのは無理です。下手をすると資産をなくしてしまいます。ですが、その5000万円を絶対に失いたくないという気持ちはよく分かります。厳しいようですが本気で資産を守りたいと思うなら、定年退職後、年金が支給される年齢までは、どんなに安月給でつらい仕事でも再就職をして、そのお金には手をつけるべきではありません」

Eさんは一瞬つらそうな顔をしたが、その後は吹っ切れて「実は私も内心そう思っていました。実にスッキリしました。どんなに厳しい条件でも働きます」といって笑顔で帰っていった。

 

 

例えこの話がフィクションだとしても、多くの人々は一種の気持ち悪さを覚えるかもしれません。

 

「年齢的にもう先は見えているのだから、リタイアしちゃえよ!」

 

もしくは、

 

「リタイアしないなら、いい家に住もうぜ!いい車を買おうぜ!」

 

しかし、Eさんがそうしないのは、どうしても貧乏にはなりたくない(=“小”金持ちであり続けたい)からでしょう。

 

これは多くのお金持ちに共通している1つの側面です。

 

お金持ちが資産を減らす恐怖は他人には想像できないと言われています。

 

私も満足な貧乏であるより不満足なお金持ちである方が良いとは思いますが、これでは救いがありません。

 

そして、私自身はお金持ちになる前に人生のベクトルを変えたのです。

 

「小金持ち」によるセミリタイアというエデン

既に50代のEさんは、定年退職後も年金が支給される年齢まで働き続けることを選択しました。

 

「満足な貧乏であるより、不満足な“小”金持ちである方が良い」と決意して残りの人生を歩み始めたのです。

 

きっと死に際、彼は硬いベッドの上で5,000万(その時は1億を超えているのかもしれませんが)という微妙な金額が記載された通帳を嬉々として眺めるのでしょう。

 

それも“小”金持ちらしい1つの人生であり、同じ穴の狢である私がEさんを否定するつもりはありません。

 

しかし、かくいう私は既に会社を辞めています。

 

“小”金持ちに留まり続けることや、もしくはステップアップしてお金持ちになりたいのであれば、働き続けた方が良かったにも関わらず。

 

それは、「お金持ち」の扉を開く前に「セミリタイア」という別のエデンを発見してしまったからです。

 

※セミリタイアとは、悠々自適に過ごしながらも余裕のある時には仕事もするという生活のこと。

 

みんなお金のために当たり前のような顔で1日8時間とか働きますが、普通に考えたら人生の1/3を他者に奪われ続けるというのはかなりヤバイと思っています。

 

それでも貧乏なのであれば否が応でもフルタイムで働かざるを得ませんし、お金持ちならいっそサクッと完全リタイアするのでしょう。

 

そして、人類がセミリタイアを発見するまで“小”金持ちは貧乏と同じようにフルタイムで働き続けるしかありませんでした。

 

セミリタイアは、どっち付かずで中途半端な存在である“小”金持ちに残されたもう1つのエデンなのです。

 

もし当時のEさんが当ブログのお問い合わせフォームから連絡してくれていたら、私は「セミリタイア」という選択肢を提示してあげたかったと心から思います。

 

なるほど、手元にある5,000万円は減らしたくないんですね。

いえいえ、その気持ちは痛いほどわかりますから大丈夫ですよ。

投資収入は低く見積もって150万円というところですか。

それなら残りの生活費は副業で稼ぎましょう。

そして、稼げるようになったらセミリタイアすると。

こうすれば手元にある5,000万円は減りませんから。

えぇ、仰る通り。

はい、そうです、安心して下さい。

だから、さっきも言ったじゃないですか。

手元にある5,000万円は減らさない方向で。

ただ、今すぐに会社を辞められるという話ではありませんよ。

明日からセミリタイアに向けた準備をするのです。

ん、それは簡単なのかって?

もちろん決して簡単な話ではないでしょう。

1年かかるのか、2年かかるのか、3年かかるのか・・・。

やってみないとわかりません。

え、長過ぎるって?

それなら仕方がありませんね。

定年退職後も年金が支給される年齢まで働き続けましょう。

67歳なのか、70歳なのか、75歳なのか・・・。

10年後、いや、20年後かもしれません。

え、やっぱりチャレンジする?

そうですか。

仮に駄目でも当初の予定通り働き続けるだけですよ。

いやいや、気にしないで下さい。

私には関係のない話ですから。

 

あの時のまま、Eさんが今も変わらず笑顔で過ごしていることを願ってやみません。

 

今日は以上です。

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