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魔法の金融商品?!VIXインバースETN(2049)で500万円損した話とか

VIXショートで500万円損した話とか

2017年2月5日、ダウ平均が終値で1,100ドル以上値下がりました。-4.60%と“率”では大したことないのですが、“額”としては過去最大の下げ幅だったそうです。明けた6日、もちろん日経平均も暴落、ついでに仮想通貨も暴落(平常運伝?)。

 

 

さて、そんなドッタンバッタン大騒ぎの中、私が500万円以上投資していたNEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN(2049)が一夜にして-96%も値下がりしました。金融商品としては歴史上最大の値下がり“率”ではないでしょうか。

 

当該商品は繰上償還(上場廃止)が決まっており、現在も売買はできますが整理銘柄となっています。繰り返しますが、たった1日で-96%です。仮想通貨の暴落など止まって見えます。

 

 

笑い話として書いていますが、大量の信用買い残高を眺めていると事態の悲惨さは筆舌に尽くしがたいものがあります。

 

今日は、なぜ私がこのような殺人銘柄に投資をしていたのか、ブログに残しておこうと思います。今回の暴落にも関係がありますので。

 

そもそもVIX(恐怖指数)とは

VIXとはvolatility indexという指数のことで、通称「恐怖指数」とも呼ばれています。指数の算出元はS&P500を対象としたオプション取引のボラティリティです。理論的なバックグラウンドの解説まではできませんが、投資家が相場の先行きに不透明感を持っていると数値が高くなり、逆の場合は低くなります。

 

平時は10~20くらいで推移していて、史上最高値は2008年10月24日(世界金融危機時)の89.53、史上最低値は2017年11月24日の8.56です。ご存知の通り2017年は歴史的な低ボラティリティ相場でした。

 

VIXは指数なので売買することはできませんが、VIX短期先物指数(VXX)という金融商品が上場しており、それを空売りしていたのです。正確に言うと私の場合はインバース買いですが、エッセンスは同じです。

 

VIX短期先物指数(VXX)を空売りしていた理由

まずはVIX短期先物指数であるVXXについて簡単に説明します。このVXXは日本でも「国際のETF VIX短期先物指数(1552)」として売買することが可能です。

 

詳細は後述の通り、VXXはVIXの性質&金融商品としての設計上、長期的には減価し続けることが運命付けられています。1552の長期チャートを見ていただければ一目瞭然です。2017年は1/3くらいになりました。

 

 

更に長期で見ると、VXXは上場した2009年1月から2018年1月までの9年で1/2500くらいになっています。空売りして下さいと言っているようなものですよね。

 

VIX短期先物指数が減価する理由

私も完全に理解しているとは言い難いかもしれませんが、VXXが減価する基本的な仕組み自体は非常にシンプルです。VXXは先物の詰め合わせである、というイメージをするとわかりやすいかもしれません。

 

先物には限月(満期)がありますが、VXXという金融商品は運用され続けています。中で何が起きているのかというと、「限月が近い先物」から「限月が遠い先物」に乗り換えているわけです。これをロールオーバーと言います。

 

先物の価格は限月によって異なりますが、第一に保管コストがあります。更にVIXの性質を考えると「限月が近い先物が安く、限月が遠い先物が高い」ことが多くなるのです。この逆鞘(マイナス)をコンタンゴと言います。安いものを売って高いものを買っているわけです。

 

逆に、限月の価格差が順鞘(プラス)になることをバックワーデーションと言います。「○○危機」の最中などはVXXも順鞘(プラス)になります。

 

VIXは異常事態の時にピョコンと跳ね上がり、その後は時間の経過に伴いゆっくりと下がっていきます。オプションを保険に例えると、明日のことは想像できるから保険料が安いけど、数ヵ月後のことは想像できないから保険料が高い、みたいな理屈だと考えればわかりやすいかもしれません。

 

VXXが上場してから現在までのロールオーバーは約85%がコンタンゴになっているのです。限月の価格差が逆鞘(マイナス)になりやすいため、理論的にVXXは減価し続けます。

 

そして、これこそがVIXショートの勝率が高い理由であり、魔法の金融商品「だった」理由でもあります。

 

VIXインバースETN(2048)が繰上償還された理由

私が500万円以上投資していたのは「NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN(2049)」という金融商品でした。2049は上述したVXXのインバースです。インバースは指数の-1倍に連動するので、VXXの価格が下がると2049は上がるように設計されています。

 

上場した2015年3月16日から高値の2018年1月までの3年半強で価格は4倍以上になりましたが、最後に1日で-96%値下がりしました。記念に長期チャートを載せておきましょう。

 

 

VIXインバースETNには、以下のような期限前償還の条件が設定されてました。

 

「S&P500 VIX短期先物インバース日次指数」(終値を含むすべての値)が前日終値の20%に相当するまたはこれを下回った場合、早期償還額の支払をすることにより、本ETN/JDRの信託財産である外国指標連動証券は償還されます。早期償還額は、計算代理人によって必要諸経費を差し引いた金額が商業上合理的な方法で計算されます。

 

中には期限前償還のことを知らずに投資をしていた投資家もいたらしく、野○證券へのクレームが相次いでいるみたいです。しかし、VIXインバースETNのエッセンスはVXXの空売りです。天井のないものをショートしているのに損失限定取引ができるということは、そういうことです。

 

私は期限前償還のことを知っていました。しかし、この程度(ダウ-4.60%)の暴落でも条件を満たすことがあるとは思っていなかったというのが正直なところです。バックテストではリーマンショックにも耐えていました(ブラックマンデーはアウト)。

 

VIX指数は歴史的な低水準で推移していました。100万円が1億円(100倍)になるよりも、1円が200円(200倍)になる方が変動は大きいという当たり前の事実に対する警戒が足りていなかったかもしれません。

 

今回の暴落について

話を冒頭に戻しますが、今回の暴落は米国の雇用統計がきっかけです。積年の課題であった平均時給が大幅な伸びを示したことで、インフレ加速・金利上昇の懸念が広まり株・債券が売り込まれました。

 

ただ、それにしても2月5日のダウは異常でした。いわゆるフラッシュクラッシュと呼ばれる瞬間的な急落が起こったのは、大量のアルゴリズム取引によるものだと言われています。

 

VIXをショートしていた資金は200兆円規模だったそうす。VIXを超急上昇させればこれらのロスカット、加えてVIXに反応したアルゴリズムが株を売りまくって更に高ボラ化して阿鼻叫喚、巻き戻しを狙った仕掛けが今回の暴落を引き起こした原因の1つのようです。

 

今後のことについて

投機で失った金額としては過去最大です。ショックはショックですが、たった一晩の出来事でしたから、あまり実感がありません。

 

繰り返しになりますが、VIXは異常事態の時にピョコンと跳ね上がり、時間の経過に伴いゆっくりと下がっていきます。時間外で本当に一瞬だけ50を超えたことで繰上償還の条件を満たしましたが、その後はすぐに下がりだしているのを見ると、悔しい気持ちもあります。

 

 

今後についてですが、やはりVIXショート戦略は継続します。ただ、いつかは今回のような殺人が起こるため長期投資には向きません。あくまでも用法用量を守って正しく取り入れるというのが大前提です。VIXが急騰したら仕掛けて、利益が出たら原資を抜いて、低ボラの時は総撤退して、みたいな。

 

あと、VIXインバース買いは損失限定なのがメリットでしたが、急上昇で一発退場のデメリットがあります。そもそも既にやりようがないわけですけど、仮に類似商品が上場したとしても、私は素直に(?)証拠金をたっぷり入れてVIXを空売りします。そもそも、米国と時差のある東証での取り引き自体向いていませんね。

 

次の対象は米国VIブル2倍ETF(UVXY)です。空売りなので損失無限大ですし、ブル2倍なので値動きも荒いです。もちろん上手くいけば利益も大きくなります。米国VIブル2倍ETF(UVXY)はSBI証券や楽天証券では取り扱いがありません。海外の証券会社を利用するか、国内で唯一取り扱いがあるのはGMOクリック証券です。

 

ご参考 GMOクリック証券

 

最後に

そもそも私がVIXインバースETNに大金を投資していた理由はその圧倒的なパフォーマンスからでした。早くお金持ちになりたいという抑えきれない焦りと、溢れ出る強欲さがあったのは否定できません。

 

授業料としては高くつきましたが、「これに懲りてナンタラ」的な反省じみた気持ちは1ミリもありません。VIXショートが勝率の高い戦略である以上、「次はもっとうまくやればいい」という気持ちの方が強いです。

 

実際、VIXインバースETN(2049)の上場廃止を知った瞬間に考えたのはVIX短期先物指数(1552)の空売りでした。当然、空売り規制されていて駄目でしたけど。

 

私の場合は動機こそ不純ですが、何らかの形で未知のリスクを取ることをやめてはいけないと思っています。男のロマンとして、お金持ちになりたいのであれば尚更。個人的には、勝っても負けてもギャンブルが好きなんです。

 

VIXショートをおすすめしているわけではありません。2月8日現在、株式市場や仮想通貨市場は落ち着きを取り戻しつつありますし、ファンダメンタルズが損なわれたわけではありませんから、そのうち値を戻すことでしょう。

 

しかし、私達の夢と希望を乗せた2049はもう二度と戻ってこないのです。

 

 

今日は以上です。

コメント

  1. のまのふファン より:

    なるほど、VXXがコンタンゴになりやすいこととVIXショート戦略の関係がよくわかりました。
    それにしても、たった-4.6%下落でも、2049は償還条件にタッチしてしまうことがあるのですね。
    今回の授業料を「次はもっとうまくやればいい」に切り替えるところはさすがです。

    スマホ一つで、VIXや仮想通貨の相場に個人が簡単に参加できるのですから、本当にいい時代になったものです。
    私も、インデックス投資が資産運用の基礎ではありますが、仮想通貨などで男のロマンも追いつつ人生を楽しみたいです。

    • 管理人 管理人 より:

      のまのふファン さん

      コメントありがとうございます!

      強がってはみましたが、今回ばかりは欲張りすぎたかもしれません。

      仰る通り、個人投資家にとって選択肢が増えるのは本当にいいことですよね。

      インデックス投資の有効性を疑う余地はありませんが、一方で、相場に夢を見るのも楽しいものだと思います。

  2. さとし より:

    そう。夢の商品だった。もう一度、取引したいなあ。

    • 管理人 管理人 より:

      さとし さん

      コメントありがとうございます!

      一個人投資家としては復活して欲しいですが、今回のようなことがあると、すぐには難しいかもしれませんね。

      VIX(1592など)を空売りするしかないと思います。

      (´;ω;`)ブワッ