セミリタイアを目指している方の話を聞いてみると、セミリタイアに過度な幻想を抱いているケースがあります。かくいう私もセミリタイアをする以前は少なからずそうでした。
逆に、セミリタイア的な生き方はつまらないと言う方もいます。そういう方はセミリタイアしなければいいのですが、セミリタイア後に気付いてしまうと悲惨です。
若い方であればセミリタイアという希望を原動力にして副業や資産運用を頑張るのは純粋にいいことかもしれませんが、安易に人生のゴールとして設定するのは少し違うかもしれません。
セミリタイアは最高に楽しい?それともつまらない?
セミリタイアというのは一種の状態に過ぎません。それ自体に楽しいとかつまらないとかはないと思います。
例えば、「お金持ち」というのも一種の状態です。基本的に、お金持ちになりたいと願うことはあっても貧乏になりたいと願うことはありません。
それでは世の中のお金持ちがみんな最高に楽しい人生を送っているのかと言えば、全くそんなことはないわけです。中には毎日つまらないと感じながら過ごしているお金持ちだって沢山いるでしょう。
何が違うのかと言えば、もちろん性格的・環境的な問題が一番大きいのでしょうけど、お金という資源から効果を得られているかどうかです。
貧乏よりもお金持ちの方が幸せになりやすいのは間違いありません。それは選択肢が増えるからです。広くて綺麗なマンションに住めたり、星の付いた美味しいレストランで食事ができたり、ファーストクラスで海外旅行へ出かけられたり、異性からモテるかもしれません。
でも、そうやって簡単に手に入る楽しさというのはすぐに慣れてしまうものです。いくらお金があっても困りはしませんが、使うことに楽しさを見出せなくなると途端につまらなくなります。
もうこればかりは仕方がありません。ここでのポイントは「ビールが美味しいのは一杯目だけ!」という限界効用逓減の法則ではなく、その後に日本酒やワインを楽しめるかどうかというところです。
セミリタイアをする最大のメリットは時間的な自由
セミリタイアをする最大のメリットは時間的な自由です。人間の命とは私達がそれぞれに持っている時間のことですから、基本的に時間はたくさんあった方が良さそうなのは確かです。
しかし、有り余る時間の使い道がなければ楽しいもつまらないもありません。時間が流れていくだけです。労働という苦役から解放されることと、その後の人生が楽しいかどうかは全く別です。
「特に目的もなくセミリタイアをしない方がいい」というお節介なアドバイスをしたいわけではありません。高尚な趣味を持とうとか、社会的に意義のあることをやろうとか、そういう偉そうな話もできません。
それでも、やはり何かやらなくちゃいけないのです。セミリタイア後に楽しく過ごせるかどうかは、これが良い知らせなのか悪い知らせなのかによると思います。
セミリタイアしやすい時代にはなったと思う
最近は娯楽が豊富になったといいますか、割りと誰でもセミリタイアしやすい時代になったような気はします。(20年前や30年前にセミリタイアした知り合いはいませんが・・・)
有り難いことに、インターネットの進化に伴い低コストで楽しい時間を過ごせる手段は圧倒的に増えてきました。こうやってブログを書くという行為もその1つかもしれません。
ただ、この場合に楽しいのはセミリタイアではなくインターネットです。
世界がフラット化すると先進国民はサービス提供者よりも享受者の方が便益を肖りやすいです。私が学生の頃は海外旅行へ行くのに結構なお金がかかっていましたが、現在は数分の一になっています。
ただ、この場合に楽しいのはセミリタイアではなく海外旅行です。
まだまだ手持ちの「楽しいことカード」は尽きていません。観たことのない映画、読んだことのない本、行ったことのない国・・・。でも、こういうものはそのうちなくなってしまいます。
手持ちの「楽しいことカード」を消費しつつ、同時に新しい「楽しいことカード」を探し続けているような感じです。理想としては学問や事業のように終わりのない対象に巡り合うことでしょう。
まとめ
セミリタイア自体に楽しいとかつまらないとかはありません。その人が「楽しいことカード」をいくつ持っているかです。
逆に、セミリタイアがつまらないと感じている方は、「楽しいことカード」を持っていないからに他なりません。人生がつまらないことをセミリタイアのせいにするのはお門違いです。
自分自身がつまらない人間にならないように、探し続けるのを止めてはいけないと思います。
今日は以上です。
コメント
こんばんは!
セミリタイアって、ちょっと憧れって思っていました。
どんなことも、人それぞれの思い何ですね。
その状態を、いかに楽しめるか。
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ぴーちゃん さん
コメントありがとうございます!
セミリタイアに憧れを抱いている方は多いと思います。
仰る通り、向き不向きもありそうですね。