2018年2月、米・連邦準備制度の利上げとバランスシート縮小という地獄のような引き締めによって世界の金融市場が不安定になっています。
私事としては、VIXインバースETN(2049)で500万円損しただけではなく、株安・円高によって金融資産の含み益が300万円以上減少、ガチホしている仮想通貨でも被弾しました。
(その後、起死回生のビットコインFXで幸運にも三発ほど当てることができたため多少は回復しています・・・)
大半は投機によるものですが、一時は僅か数日で1,000万円以上の経済的損失を経験したのは人生で始めてです。その時、私は思い出しました。
セミリタイア後の不安、お金を失う恐怖。
セミリタイア後にお金を失う恐怖・不安
現在はアフィリエイトなどで多少の収入を得てはいるものの、定職にはついておらず、いわゆるセミリタイア生活中です。できれば、もう二度とサラリーマンには戻りたくありません。
セミリタイア生活を維持するために必要なものは色々ありますが、やはり幾許かの資金は必要です。いくら必要なのかといえば、そうですね、5,000万円くらいでしょうか。
5,000万円を5%で運用すれば税引き前で250万円の不労所得が得られますから、妥当性に関しては賛否両論あるにせよ、ひとまず飢え死にの恐怖からは解放されると思います。

私にとっても5,000万円という数字は精神的な防衛ラインです。はっきり言って、これがなくなると非常に困ります。文字通り死活問題です。
しかし、配当金などの不労所得でセミリタイア生活を維持するためには、虎の子の資産をリスクに晒して運用する必要があります。数億円とかあれば取り崩しだけでも生活できますが、数千万円とかではそういうわけにもいきません。
賢者は歴史に学ぶと言います。過去を振り返ると、リーマンショックでは世界の主要な株価指数が約50%減、日本円換算した時価については為替の影響で約60%減になりました。
リーマンショックレベルの大暴落が起こった場合、米国株で5,000万円を運用していたら2,000万円になっちゃうわけです。
お金の問題はなんとかなる
私はリーマンショックを(投資家?としては)経験していません。頭ではシュミレーションしていても、資産6割引は流石に辛いと思います。しばらくはご飯も喉を通らないかもしれません。
それでは、リーマンショックレベルの大暴落が起こって資産が2,000万円とかになってしまったら潔くサラリーマンに戻るのかと言えば、まず戻らないでしょうね。
そうならないように現金比率を高めるつもりもないです。目先のキャピタルゲインやインカムゲインを取り逃がしたくありません。
もしそうなったそうなったで、しばらくは生活レベルを落として、アフィリエイトなどの事業を頑張ったりすれば、お金の問題はなんとかなると思っています。本音を言えばそれすらも気は進みませんが、現在のライフスタイルを維持するためであれば仕方がありません。
かれこれ2年近くセミリタイア生活を続けている中で、根拠のない自信が湧いてきています。大暴落が来ないという自信(相場観)ではなく、お金の問題はなんとかなるという感覚です。
今回だって、喫緊で大金が必要だったわけではありませんから、変わったのはパソコンの画面に表示される数字だけです。日常生活には何の支障もありません。
強盗に合ったわけでもありませんから、肉体的・精神的なダメージもないわけです。いや、精神的なダメージは多少あったかもしれません。
まとめ
セミリタイア後にお金を失う恐怖・不安というのは少なからずあります。しかし、リスク許容度に応じて最低限のヘッジはするとしても、それ以上は考えても仕方がないのです。
そして、実はセミリタイア生活を維持する上でお金の問題というのは然程重要ではないような気もし始めています。今の時代、なんとかなりますから。
私も、セミリタイアをする以前はご多分に漏れず「純金融資産X千万円を生活費Y百万円で割ると寿命まで残りZ年は逃げ切れる!」みたいな計算をしていましたが、現在は考えなくなりました。
良くも悪くもお金に対して鈍感になっているのかもしれません。どうせなんとかなるのであれば、わざわざ考えても仕方がないからです。
今日は以上です。
コメント
こんにちは。
ブログランキングからお邪魔しました。
お金をたくさん持っている人は
お金を失う恐怖は大きいでしょう。
お金があってもなくても人間
悩みの種になるんですよね。
見えない未来を思案するより
いまが大切ですね。
かめきち さん
コメントありがとうございます!
お金はあってもなくても悩みの種になるというのは本当に仰る通りですね。
その辺の問題に振り回され過ぎず、悔いのない充実した人生を送りたいものです。
初めて訪問します。
私も3.11の地震の時と大雪の日の東京の交通事情や、通勤電車が嫌で貯金も大してないのに会社を辞めてしまいました。
本当にNO Money、NO FREEDOMですね。
マミー さん
コメントありがとうございます!
朝起きるのがダルくて会社を辞めた私と比べれば余程まともな退職理由だと思います。
仰る通り、この世界は「ノーマネー・ノーフリーダム」ですね。。。
はじめまして、ランキングから来ました。5000万円が2500万円になったら、精神的にはすごいダメージでしょうが、一般的な人よりはお金持っていらっしゃいますものね。確かになんとかなりますね。桁が大きくて一瞬クラっとしました。
みにー さん
コメントありがとうございます!
はい、なんだかんだでなんとなるような気がしています。
もちろんそうならないに越したことはありませんが・・・。