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インデックスファンドのリレー投資(乗り換え)にかかるコスト・税金




インデックスファンドのリレー投資(乗り換え)にかかるコスト・税金

 

どうも、仮想通過でお金持ちになった方々への嫉妬で夜も眠れない自称・インデックス投資家「のーまねー、のーふりーだむ」管理人です。

 

さて、近頃は“超”がつくほど低コストなインデックスファンドが続々と登場しています。

 

私がインデックス投資を始めた数年前と比べると、インデックス投資を取り巻く環境は大きく変化しました。

 

インデックス投資家にとって選択肢が増えるのは純粋に良いことなのですが、気になるのはインデックスファンドのリレー投資(乗り換え)についてではないでしょうか。

 

投資対象となるインデックス(日経平均株価、ダウ平均株価、etc)が同じ場合、これまで積み立てていたインデックスファンドよりも更に低コストなそれが出てきたのであれば、これから積み立てていくインデックスファンドはそれに変更した方が明らかに経済合理的です。

 

※↑投資信託運用会社が目論見書に記載している信託報酬と、運用報告書に記載される実質コスト(実質信託報酬)は異なりますが、仮に一致するとして。

 

問題は、既に購入済み・保有しているインデックスファンドを売却してまで乗り換える意味があるのかどうか(どれくらい意味があるのか)、だと思います。

 

総コストが減るのであれば乗り換えるべき?

単純に考えて、

 

リレー投資しない場合の総コスト > リレー投資した場合の総コスト

 

になるのであれば、既に購入済み・保有しているインデックスファンドを売却してでも乗り換えた方が経済合理的ですよね。

 

(詳細は後述しますが、総コストを正確に計算することは不可能です。)

 

インデックスファンドからインデックスファンドへのリレー投資であっても、インデックスファンドから海外ETFへのリレー投資であっても、根本的な考え方は一緒です。

 

事例として、私が保有している旧「eMAXISバランス(8資産均等型)」と、最近出てきた新「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」で考えてみましょう。

 

両インデックスファンドは、投資対象となるインデックス(国内外の株式・債券・リート)は全く同じなのに、信託報酬・信託財産留保額には大きな差があります。

 

ていうか、マジで既存顧客を蔑ろにし過ぎだと思うのですが・・・。

 

両インデックスファンドのスペックと現在の状況について

両インデックスファンドのスペックと、現在の状況(設定)は以下の通りです。

 

項目 旧「8資産均等型」 新「Slim 8資産均等型」
信託報酬 0.54% 0.2376%
信託財産留保額 0.15% なし

 

  • 保有している旧「eMAXISバランス(8資産均等型)」の評価額は1,000万円
  • 保有している旧「eMAXISバランス(8資産均等型)」の含み益は100万円
  • 乗り換えても乗り換えなくても5年後に売却する予定
  • より詳細な設定は面倒臭いので割愛

 

簡易的な計算方法としては下記のような感じでどうしょうか。

 

保守 ⇒ 【評価額×信託報酬×投資予定年数】

 

革新 ⇒ 【(評価額-含み益への課税金額)×信託報酬×投資予定年数+評価額×旧・信託財産留保額】

 

具体的に見ていきましょう。

 

リレー投資しない場合の総コスト

リレー投資しない場合の総コストは、

 

評価額×信託報酬×投資予定年数

 

(実際はもう少し複雑ですが、一見すると)簡単ですよね。

 

これからの5年間も旧「8資産均等型」に投資し続けた場合、

 

1,000万円*0.54%*5年=27万円

 

がコストになります。

 

27万円かぁ~、こりゃ高いですね!

 

リレー投資した場合の総コスト

リレー投資した場合の総コストは、

 

(評価額-含み益への課税金額)×信託報酬×投資予定年数+評価額×旧・信託財産留保額

 

(実際はもう少し複雑ですが、一見すると)少しだけ複雑になりました。

 

旧「8資産均等型」を売却し、これからの5年間は新「Slim 8資産均等型」に投資する場合、

 

(1,000万円-100万円*20.315%)*0.2376%*5年+1,000万円*0.15%≒26万6,387円

 

がコストになります。

 

保有期間が5年間程度であれば、さっきとほぼ変わりませんね。。。

 

圧倒的な差が出る場合を除き、ほったらかしでOK

ちなみに、上記の簡易的な計算には以下の要素が抜けています。

 

  1. SBI証券の投信マイレージサービスのポイント付与率の差額(乗り換えに不利な情報)
  2. 5年間で増加する評価額に対する信託報酬・信託財産留保額(乗り換えに有利な情報)
  3. もし乗り換え先が海外ETFなら、買付手数料(乗り換えに不利な情報)
  4. もし乗り換え先が海外ETFなら、分配金の外国税額控除(有利な場合と不利な場合アリ)
  5. その他、今思いついていないやつ

 

「1.」(←結構デカいです!)については簡単に計算できますが、「2.」については正確な数値がわかりません。

 

「3.」「4.」については、状況に応じて計算や判断の材料に追加してみて下さい。

 

より現実的な話としては、事前に正確な投資予定年数を決定することの難しさや、更に低コストなインデックスファンドの登場などもあるでしょう。

 

結論として、簡易的な計算で圧倒的な差が出る場合を除き、多くの人にとってはインデックスファンドのリレー投資・乗り換えをする意味はあまりないのかなと思います。

 

逆に言えば、もしそれに圧倒的な差を感じるのであれば(人によりますが、5年間で何万円とか、30年間で何十万円とか?)、今すぐにでもリレー投資・乗り換えを実施するべきです。

 

ちなみに、私はインデックス投資を始めてから過去に購入済みのインデックスファンド・ETFを売却したことは(ETFの繰り上げ償還以外で)一度もありません。

 

単純に面倒臭いという理由が大きかったので、やる時は一気にやるかもしれないですけど。

 

リレー投資(乗り換え)のご利用は計画的に。

 

今日は以上です。

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