毎月50万円くらい稼ぐアフィリエイターの記事外注サービス

というやつを運営してます。今日も元気に営業中。

詳細はこちら

【若き成功者?】月収500万アフィリエイターの憂鬱




【若き成功者?】月収500万円アフィリエイターの憂鬱

このブログでは半分冗談・半分本気で遊び仲間や仕事仲間を募集しています。

 

お問い合わせはほとんどありませんが、極稀に連絡をしてくれる方がいて、これまた極稀に機会があればお会いすることがあります。

 

今日の話は、先日お会いしたとある若者との一幕です。

 

年収6,000万円の若き成功者

待ち合わせていた場末の居酒屋に現れたのはパッと見た感じ大学生にも見える青年でした。

 

年季の入った店内には接待中のサラリーマンや既にリタイアしていると思しき老人が多く、お世辞にも綺麗とは言えません。

 

ただ、酒を飲みながら料理をし文字通り包丁を振り回しているここの主人が出す割烹の味、特に魚料理は抜群で値段も手頃なので気に入っています。

 

簡単な自己紹介を終えた私達は、お互いにとっては唯一と思われる共通の話題に入りました。

 

彼は言います。

 

「あなたのブログを読んで、僕達は似てるんじゃないかなと思ったんです。」

 

彼は新進気鋭のアフィリエイターでした。

 

「月収は500万円くらいです。外注も使わず1人でやっているので利益率は95%以上あります。

以前はもっと稼いでいたのですが、ここ1年はほとんど何もしていなかったから大分下がっちゃいました・・・。

それでも、僕には使い切れないくらいの大金ですし、満足してるんですけど。」

 

一体1年前はいくら稼いでいたのでしょうか・・・。

 

そして、どこが私と似ているのでしょうか・・・。

 

私のアフィリエイト収入は50万円強(記事外注を含めても100万円や200万円)しかありません。

 

目の前にいる若者は、過去に出会ったことのあるアフィリエイターの中でもトップクラス。

 

いや、組織ではなく1人でやっていてこれほどの売上を立てている人間は見たことがないかもしれません。

 

20代前半で年収6,000万円、もちろん上には上がいますが、一般的な感覚で言えば十分に成功者です。

 

また、話によると現在は全くと言っていいほど仕事をしていないとのことでした。

 

「就職した大企業がつまらなかったのでアフィリエイトを始めて、20万円くらい稼げるようになった時に“イケる!”と思って退職しました。

辞めた時は貯金も全くなかったんですけど、実家暮らしだったので、もう勢いですね・・・。

その後しばらくは1日中アフィリエイト漬けの生活でした。無我夢中でしたし、他にやることもなかったので辛くはなかったんですけど。

気付いたら、元々勤めていた会社の平均年収を1ヶ月で稼げるようになったんです。

その時は“ヤッタ!”って思いましたね。

ただ、これ以上稼ごうみたいなモチベーションもなくなっちゃって、最近は何もしてません。」

 

なんとも羨ましい、最高の生活ではありませんか。

 

なるほど、私と似ているというのは『大企業を退職して、今はろくに仕事もせずに毎日プラプラしている』という点みたいです。

 

現在は刺激を求めて人と会ったり、夢中になれる新しい事業を模索中とのこと。

 

「もう、何もやる気にならないんです。

アフィリエイトも別にやりたくないし、かと言ってそれ以外でやりたいこともない・・・。

毎日、飯食って糞して寝てるだけって感じで、生きていても面白くありません。

金を稼げば幸せになれると思って頑張ったのに、全然幸せじゃないんですよ。」

 

ふと顔を上げると、月収500万円アフィリエイターは憂鬱そうな表情を浮かべていました。

 

今年で30歳の私は人生の先輩になるのかもしれませんが、彼にアドバイスをするつもりは端からありませんし(できませんし)、彼もアドバイスを望んでいるわけではありません。

 

とりあえず実家からタワーマンションに引っ越そう!という当たり障りのない冗談を言って、手元の日本酒を一気に飲み干します。

 

一通り下らない話で盛り上がった後は、近いうちにマカオのカジノへ行く約束をして別れました。

 

経済的自由は幸せの必要条件であり十分条件ではない

私を含めて、多くの人はそこまで到達することすらできないわけで、貧乏人がお金持ちの悩みに共感することはできませんし、するべきでもありません。

 

ただ、経済的な自由を手に入れるのは幸せになるためのスタートであって、ゴールではないということを再確認させてもらいました。

 

それがなければ絶対に幸せにはなれないけど、それがあったからと言って絶対に幸せになれるわけではありません。

 

そんなこと、小学生や中学生の頃から知っていたハズなのに。

 

別れ際、私はずっと気になっていた質問をしました。

 

「あなたは自分のことを幸せではないと言いますよね。もしかしたら、そうなのかもしれません。いっそ、貧しかったサラリーマンや学生の頃に戻りたいと思いますか?」

 

彼は恥ずかしそうに言いました。

 

「絶対に戻りたくありません。今の方がまだ幸せです。」

 

尚も私は続けます。

 

「もし仮に戻ってしまったとしたら、どういう人生を選びますか?」

 

彼は照れくさそうに、まだ少し幼い笑顔を浮かべて答えてくれました。

 

「同じように、アフィリエイトで500万円稼げるまで頑張ります。その先に何もないことがわかっていても。」

 

期待していた通りの言葉を聞けて、私はホッと安堵します。

 

飲み過ぎたせいなのか、もしくはパソコンのし過ぎなのか、酷い猫背になっている長身の彼をタクシーに乗せた後、私はもう少し1人で飲むことにしました。

 

1つだけ、確信していることがあります。

 

自由に生きることは素晴らしいということです。

 

彼の名誉のためにも付け加えると、彼は間違っても“可哀想”ではないし、同情する必要もありません。

 

長い間、自由を奪われ、主体性を失っていた過去と決別する時がきただけです。

 

今まさに本当の人生がスタートしたと言っても良いかもしれません。

 

時に、自由は望んでいないのにも関わらず強引にやってきて、あなたを外の世界へと連れ去ります。

 

最近、めっきり寒くなってきましたね。

 

今日は以上です。

コメント